今日は、山岸伸さんと無事楽しい雰囲気のうちに写真撮影を終えた。
山岸さんは撮影 中も陽気で、 白血病の末期を患っておられるようには全く見受けられず、病気は嘘でそのまま元気 に今後も 過ごされるように思えた。
撮影を開始したときこそ彼の病気を意識したが、写真を撮 られている うち彼が病気であることさえ忘れてしまうほどであった。というのも彼が被写体であ る僕にできるだけ リラックスさせようとの配慮がそこにあったからだろう。
僕はスネアドラム（snare drum小太鼓)を持って写真を撮ったのだが、途中ポーズを 変える際彼は決して 軽くはないドラムを僕に代わって持ってくれようとしたのである。それも極自然に。 撮影が終わり家に 帰った後やっと気付いた彼の人としての極自然な思いやりを。そんな人間味溢れる彼 に、天はどうして こんなに過酷な運命を与えたのだろうか。明日はどうなるかわからない命、生ある限 り思い切り生きて いかねばとの思いをまた一層強くした。 有難う。山岸さん。
山岸さんについて関心のおありの方は彼のサイト　www.yamagishi-shin.com/　をご覧ください。